生産性を上げる!は、業界全体の課題

2022-10-10 (月)

1.生産性を上げる!は、業界全体の課題.png

 

 毎月、がんばって働いて、売上を上げていきますが、一人当たり、どのくらい、売上を上げれば平均的でしょうか。

 

これは、業界によって様々な金額になります。

 

セルフサービスのコーヒーショップ業界だと、スタッフ一人当たり90万円くらいと言われています。

 

 

美容室業界では、平均は57万円くらいというところでしょうか。経費の金額によりますが、最低、このぐらいないと利益は出てこない感じです。

 

一人のアシスタントさんと一緒にやると、114万円の売上は最低欲しいということになりますね。

 

「生産性」は美容師さんにとって、おそらく最も関心の深い指標でしょう。

 

「生産性」は、このあとに説明する「効率性」と似ていますが、効率性は「モノに無駄はないか」を見るに適していて、生産性は「ヒトがよく稼いでいるか」いうことを見るときに使います。

 

 また、最近では、従業員の労働時間で割って、1時間当り一人当り生産性(人時生産性)を図ることも重要視されるようになりました。大体、3,300円など、その周辺で苦労しているところが多いです。

 

本来の人時生産性というのは、売上高ではなく、粗利益金額を人と労働時間で割ります。

 

これを計算すると、美容室業界では、2,800円前後になるところが多いようなのですが、この金額は、本当は4,000円以上になることが理想です。

 

そうすると、他のサービス業並みの平均賃金を支払うことができると考えています。

 

ちなみに、飲食業では、5,000円を目指しています。

 

サービス業は、人が動いてお金を稼ぐ業界なので、同じ利益のサービスを短時間で行うか、同じ時間のサービスを高価格で売るか、どちらかを行う必要があります。

 

最初はなかなか上手に行かないことも、だんだんと品質が上がって行けば、やっぱり価格を上げていかないといけないと思います。

 

同じ業界の中で競争しているので、なかなか一般的なメニューの価格は上げづらいかと思いますが、もし、そうであるならば、時間単価6,000円以上になるメニューをたくさん作って、そっちに誘導していくしかないかなと思っております。

 

それか、サービスしながら、しっかり、「モノ」を売ることです。そして売り切る。

 

そうしていかないと、業界全体での、粗利益の人時生産性4,000円以上は、なかなか達成しないと思っております。

 

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