皆さんは「たまごっち」を今でもやっていますでしょうか。

2022-10-09 (日)

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私も大昔、買ってやったことがあります。今でもやっている方はいらっしゃいますでしょうか。

 

 

 

今から初めてみようと思っておられる方はいらっしゃいますでしょうか。

 

もし、たまごっち屋を開業したとしたら、超コアなファンは集まると思います。

 

でも、なかなか、多くの人は行かないのではと思います。

 

それを持っているとスマホより便利な、すごい機能の「ニューたまごっち」とか、いろんなデザインのたまごっちを作って、NFTで売り出し、リアルで発売してプレミアムつけるとか。そういうことであれば別だと思いますが。

 

 

財務分析でいう「成長性」の中身とは、こういうことだと思っております。簡単な指標ですが、「成長性」は非常に重要な指標です。

 

 

生き物は、成長していきますが、衰退もしていきます。衰退し続ければ死んじゃいますが、会社も衰退し続ければなくなってしまいます。

 

 

 

同時にこれまでご案内した「安全性」「収益性」も弱くなって、「すべての指標」が減少します。

 

 

 

成長性とは、一昨年に比べれば去年が大きくなり、去年に比べて今年が大きくなっているということです。

 

調べるのは、以下の5つです。

 

1.全体売上高伸長率

2.既存店売上高伸長率

3.売上総利益伸長率

4.営業利益伸長率

5.経常利益伸長率

 

全体の売上が伸びていることが基本ですが、経費が増えると利益がでないので、最終的に、会社全体の「経常利益」が増えていることが最も大事なことになります。

 

美容室業界では競争が激しくなり、全国的に1店舗あたりの売上高が下がってきています。

 

だから、全国平均と比べても意味がないので、自分のお店が一昨年より、去年より伸びているかが大切です。

 

この2年間はコロナであったので、私の知っているサロンの多くで、売上が増えています。(増収)

 

やっと少し先が見えてきた感じですが、3年前と比べると、まだまだ足りないところが多く、コロナ禍でどれだけ「いろんなことにチャレンジしたか」で成否が分かれています。

 

チャレンジしたところは、若手が育つ、モノが売れる、新しいサービスが売れるなど、希望のある「増収」になっています。

 

また、増収だけでなく、目指すは、売上も利益も増える「増収増益」です。そして、全体売上高を増やすことも重要ですが、複数の店舗がある場合は、既存店舗当り、どれだけ伸ばしているかが最も重要になります。

 

もし、売上ができる従業員があまり増えていない状態で拡大、出店した場合は増収減益に陥りやすいです。

 

また、売上高が厳しい中でも経費を必死で削減し利益をねん出した場合は、減収増益となるパターンが多いです。

 

 

社会保険に入る前のサロンでは、まず、これを目指すことが多いです。なぜなら、売上を増やして利益を出して社会保険に入るパターンは売上はなかなか思ったほど増えていかないことが多いので難しいからです。

 

 

最も厳しいことは、何も打開策なく減収減益が3年以上続いてしまうことです。

 

 

そうなってしまうと、金融機関の受けが非常に悪いです。成長していない、何か、課題を抱える会社と思われてしまうからです。

 

 

 

それぞれの会社で違いがありますが、最近の美容室業界では、減収の原因の多くは人が辞めてしまうことのようです。

 

一方で、当方が支援させて頂いている他の業界では、従業員は減っていても、デジタル分野を作って売上を上げたり、そとのネットワークを使ったりして売上高を維持向上させています。

 

外注費が増えたり、減価償却費が増えたりしていますが、新しい取り組みにより、経常利益を維持向上させています。

 

売上が上がっていかないときは、「やり方を変えるチャンス」「市場を創るチャンス」なので、きちっと調べて、勇気を持って、挑戦して欲しいと思っております。

 

10年後を考えて、成長していくものを選択していく。

 

今日は、長くなりましたが、「成長性」についてでした。


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