「収益性」って何?

2022-10-05 (水)

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財務分析の要素、「収益性」「成長性」「安全性」「効率性」「生産性」という5つのうち、前回まで、「安全性」についてご案内いたしました。

 

私自身は、安全性さえしっかり見ておけばいいと思っていますが、「投資家」の目線でいいますと、他に見るべきところがあります。

 

それは、「収益性」です。

 

一言でいうと、「儲かってまっか~。」です。

 

 

 

つぶれそうな会社には絶対に出資しないですし、また、倒産はしないだろうけど、あんまり儲かっていないところにも、投資家は投資しません。

 

投資家が投資するのは、儲かりそうなところです。

 

それでは、どうやったら儲かっていると分かりますでしょうか。それは、利益が出ているということですが、1万円儲かっているか、1,000万円もうかっているのかで大きく違いますね。

 

さらに、元手2万円に対して1万円儲かっているのと、元手2億円に対して1,000万円儲かっているのでは、全然意味が違ってきます。

 

「収益性」は、何かに対してどれほど儲かっているか、、を表すものです。

 

その表し方は、「売上高に対してなのか」あるいは「元手に対してなのか」の2種類あります。

 

今回は、「売上高に対してどれだけ儲かっているのか」をご案内いたします。

 

これは、「損益計算書」の内容になります。

 

基本は「売上」―「経費」=「利益」です。

 

その「利益」の種類によって「収益性」の表現が違ってきます。

 

最も代表的なものでは、売上高総利益率です。いくらで仕入れていくらで売って、いくら儲かったかという一番基本的な「収益性」です。

 

 

その他に「売上高営業利益率」「売上高経常利益率」「売上高純利益率」などがあります。

 

これらに、それぞれ、「業界平均」があって、それと比べて、どれだけ儲かっているかを調べます。

 

 

これらの細かい内容については、また、次回にご案内しますが、要は、ちゃんと儲かっていることを見るというのが、「収益性」です。

 

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