銀行や税理士やコンサルはここを見ている。

2022-10-03 (月)

1.銀行や税理士やコンサルはここを見ている。.png

 

当方は、たまに、中小企業活性化支援協議会に呼んで頂き、リスケ(借入金の返済を待っていただくために、返済のスケジュールを組み替えること)している会社の再生のお手伝いをします。

 

その時に、まず、その会社に訪問して、まず、過去3年分の損益計算書と貸借対照表を見て、「収益性」「成長性」「安全性」「効率性」「生産性」という5つの要素で、その会社の状態を判断します。

 

 

 

これは、どのコンサルや金融機関も同じところを見ています。

 

いつからダメになってきたとか、現状だと、あとどのくらい持つかなどを見ます。

 

リスケする場合は、必ず、どうやったらお金が貯まって、返して行けるかの「改善計画」を作らないとリスケさせてくれないのですが、これを経営者さんと一緒に考えます。

 

そして、その会社の「強み」と「弱み」を聞き出して、「機会(その会社にとって追い風)」と「脅威(逆風)」を調べて整理し、出来ることをコツコツとやっていく行動計画を立てて、それを支援します。難しいように思われますが、シンプルに言うと、ただこれだけです。

 

ほとんどの場合が、前回までご案内した「流動比率」や「当座比率」が100%を下回っているので、短期的に返していかなければならないものを、少し、待っていただいて、待っていただいている間に、しっかり利益が出るようにして、徐々に返し始めるということをします。

 

だから、「流動比率」と「当座比率」というのが大切なのですが、これは、先ほどご案内した5つの要素のうち、「安全性」という要素になります。

 

そして、「安全性」を見るには、この2つのほかに、「自己資本比率」というのがあるので、これもしっかり理解する必要があります。

 

あとは、資金繰り表というのが大切な資料になるのですが、これらは、次回にご案内できればと思います。

 

まずは、「収益性」「成長性」「安全性」「効率性」「生産性」という5つの要素があるんだなと覚えておくと良いかと思います。


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