「流動比率」って何かは、理解しておいた方がいい
2022-09-27 (火)
さてさて、税理士さんから頂ける貸借対照表は、見慣れてないとなんのこっちゃ、、となるのですが、「流動比率」っていうのは理解しておいた方がいいです。
それで、流動比率を説明する前に、前回の「流動負債」に引き続き、「流動資産」について説明いたします。
「流動資産」とは、現金、もしくは、すぐに現金にしやすい資産のことです。
さらに詳しくいいますと、貸借対照表の左側の上の方にある「現金」とか「受取手形」とか、「売掛金」「未収入金」「短期貸付金」「有価証券」「棚卸商品」「仕掛品」などがあります。
現金は現金そのもので、今、手元にある現金や普通預金とか、積立預金、定期積立などがありますね。
理美容室業界だとほとんどないのですが、「受取手形」というのは、お客様から現金ではなくて、手形をもらったときです。期日が来るまで現金化しないのですが、期日前でも、多少の割引になってしまいますが、割とすぐに現金化できます。
「売掛金」は、前回説明した「買掛金」の逆で、お客様に商品を売ったり、サービスをしたりして、まだ、現金を頂いていない状態のことです。クレジットカードでお支払い頂くと、入金までが売掛金になります。
「未収入金」は、売掛金以外の未回収のお金のことです。短期貸付金は、契約で1年以内に返済があるお金のことです。例えば、従業員にお金を貸して、まだ、帰ってきていない分などです。
「有価証券」は、1年以内に売買して、利益を稼ぎたいときの株式などです。
「棚卸商品」は、在庫のことで、売れれば現金になります。でも、上に書いたものより、ちょっとすぐには現金化しづらいですね。
あと、「仕掛品」も理美容業界ではあまりないのですが、商品を作って、まだ、完成していないもので、売上に変わる前の段階のものです。
こういうのが、「流動資産」といいます。基本的なルールは、1年以内に現金化・費用化する資産のことです。
この「流動資産」が、前回に説明した「流動負債」より多いと安心ですね。
この安心度合いを測るのが「流動比率」です。
「流動資産」÷「流動負債」で求められます。
それで、どれくらいがいいかというと、流動負債の2倍ほど、流動資産があれば「安全」と言われています。
黒字サロンの平均で256.1%です。 約2.5倍ということです。
こういうところを金融機関は見ています。だから、こちらも「流動比率」って何かは、理解しておいた方がいいということになります。
もし、これよりこれより低い割合ならば、頑張って利益を出して、預金を増やしていくというのが目標になります。
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