貸借対照表の構造を、料理にたとえて言うなら

2022-09-21 (水)

 1.貸借対照表の構造を、料理にたとえて言うなら.png

 

貸借対照表とは、会社が持っているお金や物などの全財産を、右と左の2つの表に、書き直したものです。

 

日ごろ、決算書に馴染んでいない人には、少し分かりにくいものですが、見るポイントが分かれば、それほど難しいものではありません。

 

なぜ、右と左に分かれているのか。この理由を理解しやすくするために、「料理」にたとえて説明してみました。

 

 

もし、今日のお昼ご飯がそばとゲソ天と春菊天だったとします。そばとサラダをつくるには、それぞれ、材料が必要になりますが、それが分けて書いてある感じになります。

 

表の左側に完成品である、そば、ゲソ天、春菊天と書きます。

 

そして表の右側にはその材料である、そば粉、昆布だし、水、イカゲソ、春菊、小麦粉、サラダ油、ねぎと書くようなものです。

 

実際の貸借対照表では、右側には全部、お金の調達方法が書いてあるのですが、食事の材料と違って、お金は見た目では同じなので区別がつきません。

 

なので、どういう種類のお金なのかを分かるように分けて書いてあります。

 

それは、すぐに返す必要があるのか、返さなくていいのか。

 

 左側は、出来上がったものが書いてあります。例では、カレーライスとサラダですが、本当の貸借対照表では、お金が何に変わったのかが書いてあります。

 

そして、左側には、ここもお金が書いてあるのですが、すぐに現金化できるものかどうか、ということが分かるように書いてあるということです。

 

これが基本的な貸借対照表の見方ですので、これだけ分かるだけでも、理解できるようになるのかなと思っております。

 

なんとなく、お分かりいただけましたでしょうか

 

そば、ゲソ天、春菊の例えでした~。


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