今、会社にどれだけお金が貯まっている?

2022-09-20 (火)

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皆さん、いま、会社にどれだけ貯金があるか、知っておられますでしょうか?

 

 

銀行の普通預金、定期預金、定期積立は分かりやすいですね。そのほか、貯蓄性の積み立て保険とかもあります。

 

 

あと、何かに投資しているとか。その他、もし、売ったらいくらになるか、、という土地とか、建物とか。

 

 

そういうのを入れるとちゃんと把握している人は少ないんじゃないかと思います。

 

 

さらに、そこから、銀行から借りている借金を引いたら、正味、どれくらい残るのだろうと思っている人は多いかもです。これを把握できていたら凄いです。

 

でも、決算書や試算表をきちっと見ている人は把握できていると思います。

 

 

これがさっと分かるものが「貸借対照表」です。

 

税理士さんや会計士さん、私のような中小企業診断士は、必ず、これを見て、「今、この会社、どれくらい安全なんだろう、、」って見ます。一瞬で状態が分かります。

 

皆さんは、ちゃんと見ることが出来ますでしょうか?

 

会社を経営していれば、これは分かっておかなければならないのですが、だいたいの経営者さんは、「勘」で分かっています。

 

が、しかし、「勘」です。ちゃんと意味をご案内すると、「そうなんだぁ」となります。本当は、これではいけませんですね。

 

大手企業の経営者さんは、必ず、これらをもとに戦略を立てたり、投資の計画を立てたり、銀行と交渉したりしています。

 

という偉そうなことを言っている私も、勉強するまでは、貸借対照表って何だろうと思っていました。「貸方」??「借方」?? 

 

分かれば何ということもないのですが、分かり切るまでは少し時間がかかりました。

 

学校に通って財務の先生に教えてもらったり、コンサルになっていろんな決算書を見させていただいたりして、勉強させていただきました。

 

今後、時代の変わり目で、現状、会社にどれだけお金が貯まっているのか、きちっと把握しておくことは重要なことです。

 

お金が乏しくなってきたとき、この理解が出来ていないと、本来は、この人大丈夫?となって銀行はお金を貸してくれません。

 

最近は、コロナが流行って、国が、金融機関に「迅速かつ柔軟に」といって、借りやすくなりましたが、コロナが落ち着いたころが問題になってきます。

 

そのとき、皆さんは対応できますでしょうか?

 

当方は、中小企業活性化活性化支援協議会で、企業再生のご支援のお仕事もさせて頂いておりますが、今後、コロナが流行し始めたときに借りたお金を返す時期になっており、厳しくなっている会社さんがものすごく多いです。

 

こういった、いざというときのため、また、今後の新しい展開のためにも、貸借対照表はきちっと理解しておくことをお勧めいたします。

 


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