〇〇のお店の商品のこともお話すると良く売れる

2022-09-10 (土)

 1.〇〇の商品.png

 

 よく、洋服を買いに行って、アプローチされるときの言葉が、ジャケットを見ているときに、「ジャケットをお探しですか。」と言われることです。

 

 私はいつも、「そんなん、見たらわかるやん。」と思って、この従業員さんは、アプローチが下手だなぁ、と思ってしまいます。

 

 

 上手な人は、「その商品、実は、今日入荷したばかりなんです。」とか、言ってきます。旨いですよね。お、まだ、あまり誰も見ていないなとか、新作なんだ、、とか思ってしまいます。

 

 

 そして、さらに「今年はこういう形がトレンドで、他の店舗でもこういう商品が多くなってきているのですが、その商品は、ものすごく軽くて、私も買ってしまいました。」とか言う。

 

 完璧ですね。

 

 商品を買ってもらい易くするするための方法としては、いろいろとあるのですが、割と効果的なのが、その商品を見たり触ったりしても分からないことをお話することと、他のお店の商品のお話をして、自分ところの商品の方がいいというイメージを持ってもらうことです。

 

 特に、他の店舗の商品のことをいうのは、お客さんにものすごく参考になります。

 

 もし、そのまま買わなくて、出て行って、他の商品も見てもらって、そして、そのお客さんが帰ってきたら、かなり高い確率で買ってもらえます。

 

 ここで、何が起こっているかというと、お客さんの頭の中で、「比較」が起こっていて、こっちの方がいいなとなっているからです。

 

 人間は、比較しないとモノの価値がよく分からないみたいです。

 

 私も、コーヒーゼリーを買ったとき、過去に食べたコーヒーゼリーと比較していました。ちっと小さいかなとか、クリーム多めやなとか、クルミがかかってるやん、、とか。

 

 これを丁寧にしてあげると、こっちの方がいいね、、となりやすいです。

 

この話をサロンの皆さんにすると、他のお店の商品をあまり使ったことがないので、割とぽか~んとなります。

 

 でも、研究熱心で、いろいろと試している人は、ものすごく乗ってきます。

 

 昔、実家の酒屋で、奄美大島の黒糖焼酎を何本も買って帰って、お兄ちゃんに店で売ってもらおうとしましたが、全然、売れてない。

 

 お兄ちゃんに、それ、1本ぐらい飲んだ?と聞いたら、ううん、全然飲んでへん、、て答えが返ってきて、これは売れないなと思いました。

 

 なかなか、試して、ほかの商品との違いを自分で感じるのって面倒だと思いますが、お客さんが聞きたいのは、そこかも知れないので、いろいろと試してみるのも、商品を売っていくときのコツかなと思ったりしております。

 

 


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