見たり試したりしてもらうように〇〇する。
2022-09-05 (月)
前回の投稿のコーヒーゼリーを食べちゃった話でいうと、特に、最初はコーヒーゼリーを食べようとは思っていたかったのです。
でも、従業員さんにお話されて、ちょっと下を見ると、美味しそうなコーヒーゼリーの写真がありました。
これを見た瞬間に、注意を持って行かれて、どんな味がするんだろう、お腹すいているし、まぁ、いいかとなってしまった感じです。
この、「ちょっと下を向いたところに美味しそうな写真」というのがものすごく大切です。
これ、見にくかったらめんどくさいし、写真がまずそうならアウトですし。
人間工学的に、ちょっと下を向くところはものすごく見やすいです。
アパレル小売店の世界では、立った姿勢で、棚を見た時に、下85cmから上130cmの場所をゴールデンゾーンといって、売りたい商品はそこに置きます。
これはちょっと学校とかで勉強するとすぐ教えてもらえる基本です。
美容室でも、お客さんがセット面に座った時に、見えやすいのは、目線よりちょっと下の部分です。
昔、美容室でお客様にアンケートを取ったことがあるのですが、よく覚えているPOPはどれでしたかと聞くと、ほぼ、間違いなく、目線のちょっと下のPOPのことを答えます。
無意識に見ている感じです。この無意識に視界に入るのがすごく大切です。
アパレル小売店ですと、歩いているので、よく見えるように、「動線」を考えて、少しでも長く滞在していただくと売上が上がりやすいです。
美容室の場合は、座る場所によって、どうやって目線が動くのかという、「視線の動線」を考えて、そこに、商品や写真を準備します。
そうすると、もう、お客様は勝手に見ちゃいますね。そして、興味を持っていただける写真と文章があると良いというステップに移ります。
私の場合は、お、旨そうなコーヒーゼリーって感じですね。感情が動いちゃいました。
何かを買っていただくときに、人間工学に従って、見たり試したりしてもらうように準備する。ものすごく大切なことかなと思っております。