売上を上げるには強い〇〇力をつけるしかないと思うのです。
2022-09-01 (木)
それは、イメージ力です。最近、特にそれを感じます。
いつも通りにやっていたらなかなか売上って上がらないですよね。現状維持、ややじり貧って感じで。
でも、私の顧問先で、どの業種でも、このイメージ力があるか、ないかで、会社単位、あるいは担当者単位で全然売上が変わってきています。これはコロナ前より、特に顕著です。
コロナから復活している会社や担当者さんは、イメージ力が強いことが多いです。
例えば、ある造形メーカーさんでは、完成形のイメージがはっきり出来ている人は、完成までの、工程を上手に細分化して、削ったり、色を塗ったりするスピードが速く、また、完成の前後でのやり直しが少ないので、きっちり利益がとれています。
そうでない人は作業が遅くて、クライアントからの修正もあったりして、最後、完成度が高くても、時間がかかって赤字になる場合があります。
たぶん、これは美容師さんにも言えることで、なかなか売上が上がらないスタイリストさんは、カットしたり、カラーしたりという技術力はあっても、完成形のイメージができないので、なかなか売上があがらないんじゃないかと思ったり。
ずっと、一緒に仕事をさせていただいている、日本ファッションスタイリスト協会のあいざわさんも、同じことを言っていまして。
スタイリングマップでは、スタイルは、大まかに、アクア、ブライト、クリスタル、アースの4つに分けることができるのですが、アクアが好き(多分、ご自分がアクアスタイル)で、そこのイメージしかできない人は、もし、アースのスタイルをしてほしいお客様がきても、そのイメージができないので、なかなかお客様が付かない。
もし、50万円の壁があるとしたら、1つのスタイルのイメージしかできていないからかも知れない。4つともイメージできるようになると、200万円は行くよね、とよく言っています。
売上が出来ている人の頭の中は、天然でそれが出来ていると思います。
その他のスタイルのイメージ力をつけようと思ったら、デッサンする、実際に切って見る、などの経験を積むしかないと思います。(スタイリングマップの勉強の中では、実際に、デッサンがあります。)
前述した造形メーカーの、成績がよいスタッフさんは、制作者、営業マンも含めて、デッサン力が半端ない人が多いです。
実は、数字も同じで、数字を作るためのイメージ力が薄い人は、ラッキーがない限り、なかなか数字が伸びないです。(これはかつての私ですが笑)
ただ一生懸命にやるだけ。人柄で売上があがったりしますが、一生懸命やすぎると体力が持たないので限界が来ます。
年間の売上は、一年カルテ枚数×年間来店回数×総客単価で決まるのですが、それぞれのイメージが曖昧だと、それは、売上は上がらないです。
これは、どの業界でも同じだと思います。
「全部うまく行ったときのイメージ」を強く持つと、そこから現在に帰ってきたら、やらないといけないことがはっきり分かります。
そこで、「あ~、私にはできない。」と思ってしまうか、前向きに、いっぱいやることがあるけど、少しずつこなして行くか、なかなかこなしきれないから他の方法を見つけるか、まだ、すぐ売上にならないかも知れないけれど、先回りして、新しい技術をコツコツと磨いていくか、それぞれで、近い未来に、大きな違いが出てくるのは必然だと思います。
最初に強いイメージがなければ、あきらめることすらできない。
普通の商品やサービスを売っていても、なかなか反応がないこの時代では細かいところまで、イメージする訓練は、今後、どの業界でも必要なことかなと思ったりしております。